『あなたの趣味はなんですか?』
この質問にすぐに答えられましたか?
10代、20代の頃は、時間が許す限り全力で、趣味に没頭していた人が多かったと思います。
しかし、30代、40代となってくると、仕事や家庭などで自分の時間が作れず、心の余裕も持てなくなってきていませんか?
前みたいに夢中になれていない自分に気づいた、なんて人もいると思います。
私もその1人です。
『あなたの趣味はなんですか?』
と聞かれれると『読書です』と答えます。
でもそれ以外に趣味と言える程度のものはないんです。
そして明らかに、年齢を重ねるたびに、新しいことへの興味の熱量が下がっていることに気づきました。
もし、同じような気持ちになっている方がいましたら、まず試してほしい趣味があります。
それは『ピアノ』です。
昔、習い事でしていた方もいるかも知れませんが、おすすめしたいのはピアノの知識ゼロの方です。
『昔ピアノやっていました』というよりも、『実は最近、まったくの初心者なんですがピアノを始めたんです』という方がいい理由があります。
• 話のネタになる(キッカケを知りたくなる)
• 人は『初めて』や『初心者』を応援したくなる
実際に、私もピアノ初心者でしたが、勢いで電子ピアノを買って挑戦しています。
これが大当たりで、スキマ時間を見つけてはピアノを触り、徐々に曲になっていくことに満足感を得られるんです。
最初はドレミの音を人差し指一本で弾いていた人間が、1ヶ月で『アメージング・グレース』を弾けるようになりました。
ピアノってすごく頭も感性も刺激されるので、いつ初めても遅くない趣味です!
初心者でも手先が不器用な方でも、鍵盤を押せば必ず音が出るのがピアノのいいところ。
気になった方は、よければ参考程度に続きを読んでみてください。
自宅にピアノを用意する
まず、ピアノがお家にないので購入しなければいけません。
でも、あんまり高価なものは買えないし、大きいものだとお家に置けないですよね。
私も色々と探して、賃貸マンションでもご近所さんの迷惑にならず、畳一畳分のスペースを確保できる初心者にぴったりのピアノを見つけました。
ROCK JAM 電子キーボード61鍵 初心者セット
セット内容:キーボード、スタンド、イス、サステインペダル、ヘッドフォン、楽譜立て
• 追加購入する必要が、ほぼないほどの充実セット
• ヘッドフォン付きなので、時間を気にせず使える
• 電子キーボードなので、200種類の音色と、30曲のデモソング入り
• 録音も再生もできる
• リーズナブル
海外製品のため、Amazonのクチコミでは、人によって鍵盤が固かったり、音が出なくなった、などありましたが、今のところまったく問題ないです。
ただし、注意点もあります。
• あくまで、初心者向けなので、難しい曲に今後挑戦したいのなら本格的なピアノを検討した方がいい
• 1番小さい音でも結構大きめなので、早朝や夜はヘッドフォンが必要
• 付属のヘッドフォンは私には合わなかったため、別に購入した(SONYの有線ヘッドフォン)
• 自宅に階段がある人は、大きくて重たいので注意
• クチコミでもありましたが、スタンドがぐらつきやすいので置き場に注意
正直にマイナスポイントを上げてしまいましたが、電子キーボードとその他必要になってくるものを個別に集めるよりも、格段にお安く手間なく揃えられます。
さらに、購入者特典として『ピアノ学習アプリsimply piano』を1ヶ月無料で体験できます。
このアプリもすごく優秀で、音をきちんと拾って弾けているか判断してくれるので、楽しく学習ができます。
知識ゼロの初心者におすすめしたい本
初心者向けのピアノの本ってすごくたくさんあります。
どれを選んだらいいかきっと迷うはずです。
ピアノ学習アプリもいいのですが、やっぱり本でも知識も入れたいと思い探し回りました。
いきなり楽譜がドーンと載っている本や、ドレミを書いてくれている本、初心者が疑問に思うことを質問形式で書いている本など、たくさんある中で、1番すんなり始められたのがこちらの本です。
知識ゼロからの大人のピアノ超入門
著者:清水 ミチコ 出版社:幻冬社
みなさんご存知、モノマネもピアノの腕も完璧な清水ミチコさんが出しているピアノ本です。
本書の冒頭にこんな文章があります。
『大人のピアノは自由な友達!』
最近では大人になってからピアノを始める人も多いと聞きます。
大人からのスタートのいいところは、
誰からもガミガミ言われないこと、無理強いされないこと。
子ども時代よりも、ずっと自由に弾ける、
つまりは友達を選べるところでしょう。
ピアノのキーは、押せばすぐに答えてくれるし、
こちらの心が話しかけるまで、待っててくれます。
ピアノのふたを開けるときに、ワクワクしたら弾けばいいし、
うんざりするならやめてもいい。
大人になってからのピアノは、
そんな自由さがあなたをきっと解放してくれるでしょう。
本書から抜粋
その通りだと思いました。
大人だからこそ、友達を選べるし、付き合い方も変えられる。
絶対にやらなければいけないわけでもないし、やりたい時はとことん夢中になればいいんです。
この向き合う時間が長ければ長いほど、しっかりと成長できていることを実感しやすいと感じました。
おすすめポイント
• 誰もが知っている歌を、弾く順番がわかるように歌と合わせて矢印で表記されている
• 手のイラストが描かれており、指の動かし方がわかりやすい
• CMの曲や、聴いたことがある曲ばかりなのでレパートリーが増やしやすい
• 中盤になってくると、楽譜と鍵盤のイラストに変わるので、ハードルが上がっても視覚的にわかりやすい
• コードも覚えやすい
• とりあえずの一冊におすすめ
本書より抜粋
本書以外の本は、『初心者向け』『初めてのピアノ』と書かれていても、趣味程度ではじめたい人にとってはハードルが高く感じました。
例えば、ドレミの場所はここで、指番号はこれで、楽譜の読み方はこうで、じゃあ早速一曲弾きましょう!と、さっきまで自宅の階段を上がっていた所に、いきなり跳び箱10段がくるような構成のものばかりでイマイチでした。
本書は、本当に知識ゼロの人が手に取りやすい構成になっているので、私でも続けらています。
できれば電子書籍ではなく、本での購入をおすすめします。
本書の後半になると指番号の表記に変わるので、ドレミを書いたり、メモで気になることを追記できます。
あと、残りのページ数が近づいてくると紙の本であれば視覚的にも『これだけできるようになったんだ!』と満足感が得られますよ。
朝起きて、時間がある時に、ドレミだけ弾いてみる。
頭の体操にもなるのでおすすめです。
ピアノに触ることに慣れてくれば、少しハードルを上げて好きな曲が載っている本を買ってみたり、楽譜を買ってみたりするのもいいですね。
ピアノを始めたことで、前よりも集中力が増しました。
昨日できなかったことが、今日できるようになる、という達成感を味わうこともできます。
お家時間が増えているからこそ、いい気分転換にもなると思います。
『趣味はピアノです』と答えられるように、こっそり練習しておき、久しぶりに会った友人を驚かせるのも楽しいですね。
私も『趣味は読書です。あと最近ピアノ始めたんです』と言えるようになりました。
新しい趣味を始めるのに、遅いなんてことはありません。
そして、始めるタイミングを決める必要もありません。
『ちょっとやってみようかな』と思ったタイミングがはじめる時だからです。

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