いいアイディアが浮かばない
分かりやすく説明するのが苦手
コミュニケーションが得意ではない
このようなことで悩まれている方は割と多いのではないでしょうか?
実際に私も、ロジカル的に話をするのが大の苦手です。
説明をしていたら、あっちこっちに話が飛んでしまい、ちゃんと理解してもらえてないことがあります。
文章では何回も推敲ができるので、不自然な部分やわかりにくい部分の説明があれば気づいて訂正することができます。
しかし、発言を求めらるような会議や簡単なミーティングなどでも、わかりやすく伝える必要が出てくると思います。
今日は、プライベートからお仕事にまで、使える知識が詰まった本をご紹介します。
地頭が劇的に良くなる スタンフォード式 超ノート術
著者:柏野 尊徳 出版社:SBクリエイティブ株式会社
1. スタンフォードで教えている最先端のノート術
2. 右脳から発想があふれだして止まらなくなる「アイデア・ノート」
3. 左脳で論理的に思考を整理する「ロジカル・ノート」
4. 相手の右脳と左脳に響かせる「プレゼン・ノート」
5. チーム全体の地頭力を高めるボードの使い方
6. 脳をさらに高速で回転させる方法
手に取るきっかけになったのは、ノート術の本に目がないからという理由です。
文具が大好きでノートを収集するのが趣味なのですが、読書をしてアウトプットするのにいい方法がないか探していた時に出会いました。
ただ単にノートの使い方を説明しているだけではなく、しっかりと説明や補足があるので、文系の私でも理解しやすかったです。
地頭がいい人の3つの特徴
1.発想力(アイデア・ノート)
常識にとらわれず、スピーディに大量のアイデアを生み出せる力
2.論理的思考力(ロジカル・ノート)
自分なりの視点で物事を整理し分析できる力
3.共感力(プレゼン・ノート)
周囲の共感を得ながら、実際に現実を変えていく力
それぞれを鍛えるために必要なノートが3冊必要になります。
別々のノートで活用する方法を、本書では詳しく図解付きで説明されています。
提示されている方法を深く知るためには、まず右脳と左脳についての理解が必要になってきます。
【右脳的】創造的思考力(クリエイティブ)
右脳の特徴
• たくさんのアイデアがひらめく
• 可能性を広げる
• 直感的
• 発散
• 素早く、時に無意識
• 主観的
• 本能的:子どもの頃から備わっている
• 視覚情報と相性がいい
• 効果的
• 低い再現性・高い新規性
• アートやデザイン・哲学
• 全体像をつかむ
• まとめる
クリアイティブな考えをし、うれしい時に反応する側でもあります。
【左脳的】論理的思考力(ロジカル)
左脳の特徴
• アイデアを評価し、一つに絞り込む
• 現実的なものを選ぶ
• 論理的
• 収束
• 意識的に熟考する
• 客観的
• 後天的:後から身につける
• 言語情報と相性がいい
• 効率的
• 低い新規性、高い再現性
• 物理学や工学、プログラミング
• 詳細を詰める
• 分ける
ロジカルな考えをし、イヤな気分の時に反応する側でもあります。
いずれも、どちらか一方だけではなく、両方を行き来しながらバランスよく活用するのがポイントです。
この特徴を理解してノート術に取り組めば、より効果的に身につき活かすことができます。
同情と共感の違い
アイデアを出し、そのアイデアをまとめた後に、それを誰かに伝えるという流れが発生します。
例えば、会社でプレゼンをする場合や、自分の考えをSNSなどに発信する場合にも必要不可欠なのが『信頼性』です。
その『信頼性』を高めるのに効果的なのが『共感』だと本書では言われています。
ここで質問です。
『同情』と『共感』の違いを説明することができますか?
私は残念ながら混同していました。
同情
Sympathize
「シンクロする」
自分の同じような経験に照らし合わせて、相手の心情を察する
受動的に起きるもの
共感
Empathize
「中に入り込む」
相手の体験に思いを巡らせて相手の気持ちになってみる
能動的に行うもの
この違いわかりますか?
同情は自分の経験があれば理解できますが、共感は経験がなくても相手のことを知ろうと行動する行為なんです。
この『共感力』をしっかり身につければ、仕事でもプライベートでも生かすことができます。
いますぐできる!かんたんにパフォーマンスを上げる方法
それは『水分補給』です。
たったコップ一杯のお水を補給するだけで、少なくとも普段より1割り増しのパフォーマンス向上が期待できるみたいです。
喉が渇いている状態ならさらに増すらしいのですが、まだまだ暑いですし、これから乾燥してくるので、水分補給は意識的にしていきたいですね。
本書では、ノート術以外にもホワイトボードやデジタル機器などを使った方法まで幅広く情報が載っています。
自分に合った方法で活用できればいいことだらけなので、興味を持たれた方はぜひ試し読みでもいいので見てみることをおすすめします。
私は早速、コレクションのノートから3冊選んで実行しています。
本書にもありますが、ノートはお安い3冊まとめ買いとかできるノートで十分です。
「もったいない」と思わないようなノートの方が、思考をジャマしないのでおすすめです!
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