【ねこみたいに楽に生きたい?】1日誰とも話さなくても大丈夫。これ以上、自分をすり減らしたくないあなたへ

 

 

ここ数年で、大きく環境が変わりました。

 

 

気軽に会える機会もなくなり、人との物理的な距離を保つように気をつけていたら、いつの間にか心の距離も離れてしまったと感じていませんか?

 

 

一人暮らしの方で、在宅ワークとなると、いよいよ孤独感が強くなり気持ちが弱ってしまいますよね。

 

私もその影響からか、お医者さんにお世話になっている身なので、とても気持ちがわかります。

 

 

コロナが始まる前から積み重なってきた心の負債を、無意識に見てみぬふりをしてしまっていた過去の自分のツケがまわってきてしまいました。

 

現在、自覚をして通院している人はもちろんのこと、自覚がないけど『自分がすり減っているな』『疲れが取れないな』と感じている人にもおすすめしたい一冊があります。

 

 

1日誰とも話さなくても大丈夫

 

精神科医がやっている猫みたいに楽に生きる5つのステップ

著者:鹿目 将至 出版社:双葉社

 

1.  まずは気持ちを落ち着かせる

2.  ひとりの時間を味方につける

3.  自分をケアする

4.  思考法を変えてみる

5.  ひとりだけど、ひとりじゃない

 

この本は、穏やかな解毒剤です。

「孤独」が「孤毒」に変わってしまいそうな時に

ぜひ気軽に服用してみてくださいね。

本書より引用

 

 

 

 

【深呼吸は偉大なり】

 

本書では、パニック障害やうつ病、自律神経失調症などの症状についても記載されています。

 

私はこの『自律神経失調症』とお医者さんに診断されました。

 

主な症状

  体のだるさ

  頭痛

  頭重感

  めまい

  ふらつき

  動悸

  首や肩のこり

  のぼせ

  手足の冷え

  過呼吸

  不眠

 

これ以外に、実際にあった症状

  喉の閉塞感

  まぶたの痙攣

  悪い夢を何度もみる

  強い眠気

・集中力の低下

 

 

 

1番ひどい時はベッドから出るのは食事とトイレだけ、という日が続きました。

 

何をするにも体がしんどくて、寝ても眠たくて、何も興味が湧かないし、笑うこともできなくなっていました。

 

 

 

これを読んでいるあなたも、思い当たる症状はありませんか?

 

 

私は1年半ほどずっと体調が悪いなと思いながらも、仕事の忙しさに追いやられ自分を気遣ってあげる時間も作っていませんでした。

 

お休みの日はほとんど寝て過ごし、溜まっていた家事をやって1日終了。

 

体の不調が気になり始めた当初は、蕁麻疹から始まりました。

 

少し肌を引っ掻いただけでぷっくりと腫れて強い痒みが出るんです。

 

昔から花粉症アレルギーがあったので、それが原因かと思っても季節が変わって夏になっても治らず。

 

今度は食事でのアレルギーかと思い、食事を極端に減らしてアレルギーになりそうなものは全て避けて生活するも改善せず。

 

結局血液検査をしてもアレルギーの影響ではないだろうと診断されてしまいました。

 

とりあえず薬があればどうにか治ってくれていたので、やり過ごしていたら体調不良が続き、毎月病院に行く羽目に。

 

 

思いつく限りの病院に行きました。

内科、循環器内科、外科、消化器内科などなど。

 

どれも原因がわからず、とりあえず処方された薬をひたすら飲んで誤魔化して生活しました。

もちろんPCRも抗原検査もしましたが陰性。

 

もうこの時点で体も心もすり減ってボロボロでした。

 

会社も休んでいられないし、生活もあるし、誰でもいいから助けて!という状況。

 

 

最後に行き着いたのが、精神科です。

 

全く知識がなくて知らなかったのですが、精神科や心療内科はほとんどが予約制です。

しかも当日はほぼ埋まっており、1週間先の予約がやっとといった状態でした。

 

 

やっとの思いで連絡したのに当日がムリな病院ばかりで心は折れに折れ。

 

 

少し離れた病院で、当日対応してくれるところが見つかり駆け込みました。

 

 

「うつ症状もあるけど、自律神経失調症でしょう。大変でしたね、もう大丈夫ですよ」

そう先生に穏やかに伝えられ、『ああ、私の症状はそれなんだ。よかった』と原因不明のものからの解放が大きかったです。

 

帰りの電車で旦那に結果を伝えると『わかってよかった。気にせずゆっくり休みなよ』との言葉に電車で隠れて泣いてしまいました。

 

 

担当医の方も、本書の先生も書かれていましたが、今急激に患者さんが増えているみたいです。

 

もし同じように、モヤモヤやストレスを感じているのなら、私のように目を背けず、きちんと自分と向き合ってあげてください。

 

本書では『これは血流のせいで、あなたのせいじゃない』と書かれています。

 

あなたのせいじゃないんです。

 

いろんなことが原因で血流が悪くなります。

 

そうなると自律神経が不安定になりやすく、不調が出てしまうんです。

 

まずは、むずかしいことは考えず『深呼吸』してみてください!

 

そして、落ち着いたら本書を読みながら自分と向き合ってあげてくださいね。

 

 

 

【偉い人が「生きるも死ぬのも気のせい」、と】

 

本書を読む前から実践していた『写経』

 

これ本当に効果あります。

 

 

わずか262文字からなる短い経典、般若心経。

 

 

あらゆるものは、あらゆるものでない。

あるように思うのは一瞬、あるかのように感じるだけ。

いつも変化しているので実体がない。

ゆえに、ないのだ。

 

 

著者は『すべて気のせい』という解釈をされていました。

 

 

写経の効用は『没頭できること

普段書かないようなむずかしい文字を、一字一句間違えないように丁寧に書いていく作業。

 

これが意外とむずかしい。

 

最初はすぐに書き終わって物足りなくなりそうだと感じていましたが、実際に書いてみると、一文字書くだけでも結構な時間も集中力も体力も使います。

 

慣れてくると夢中になって書いていました。

 

『集中力アップ』のためにはじめたのですが、本書ではさらに効用があることを知りました。

 

  脳内でβ-エンドルフィンという快楽物質が分泌され、深いリラックス状態になる

  さらに姿勢を正して写経をすると、呼吸が深くなり自律神経も整う

  脳トレ効果もあり

 

 

まさかそんなに効果があるものだと知りもせず行っていたので、今度からはさらに意識して写経を楽しもうと思います。

 

ちなみに、写経セット(見本と用紙と筆ペンのセット)や、写経見本と用紙のセット、写経用の用紙のみの販売、そのまま本に書くタイプの写経もあるので、自分にあったものを探してみてくださいね。

 

 

個人的には、絶対見本付きがおすすめです!すぐはじめたい方は写経セットがいいかと。

 

本好きはそのまま本に書くタイプは抵抗があると思うので、見本と用紙のセットがいいかと思います。

 

写経セット(全部付き)

 

写経セット(見本+用紙)

 

写経本

 

 

 

 

この他にも、本当に読者に寄り添った優しく語りかけてくれる本です。

 

実際に精神科医の先生が著者ですが、ご本人様の失敗談、実際に効果があったものしか載っていないので、とても実践向けです。

 

表紙もゆるーい雰囲気で、さらりと読めてしまうボリュームでもあるので負担にならないと思います。

 

この穏やかな解毒剤の効果がある本は、いつでも手に取れる場所においておくべき一冊です。

 

 

 

 

 

 

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