みなさんは、何かを購入するとき自分の直感でものを選んでいますか?
それとも、誰かの口コミを見たり、友人や知り合いに相談して購入を決めますか?
価格が安いもの(100均、300均)などであれば、直感で決める方が多いかもしれません。
それでも、店頭にいって『この商品、1番売れています!』とか『今、1番選ばれています!』などのPOPを見るとついそちらを選んでしまいませんか?
私も、普段あまり読まないジャンルの本を選ぶ時は、やはり口コミや店頭のPOPなどを参考に選んでしまいます。
では、タイトルの答えをお伝えします。
『人間は、他の人と同じように行動するのが正しいと思ってしまう傾向がある』
これを『社会的証明のワナ』と言われるものらしいです。
「たくさんの人が読んでいるならいい本だ」
「売れている、ということは有益な本に間違いない」
「みんなが読んでいるなら自分も読んでおこうかな」
こんな風に考えて購入を決断したことってありませんか?
本や日用品であれば、たとえ失敗しても少しお財布が痛むくらいで済むかもしれません。
でも、車の購入やお家の購入の場合はそうはいかないですよね。
売れているからと言って、優れているとは限らないし、誰かが悪いことをしていて、みんながそれを正しいことだ!と言っても間違っていることには変わりないんです。
そういったワナがこの世にはたくさんあることを教えてくれる本を今回はご紹介します。
Think right
誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法
著者:ラルフ・ドベリ 出版社:サンマーク出版
前回の記事でも紹介させていただいた本のシリーズ最新作です。
前回はこちら↓
![](https://sata3blog.com/wp-content/uploads/2021/09/11579C89-1BED-4289-B276-D16A374D75E9-160x90.jpg)
今回も前回と同様、52個の思考法がぎっしり詰まっています。
シリーズの『Think smart』はまたの機会にご紹介予定です。
知らないうちにワナにハマっていることを知って、結構ショックを受けましたが、『なぜなのか』という理由が知れるので納得して対策ができます!
なぜ、「もったいない」が命取りになるのか?
もったいないことって日常によく起きますよね。
・人気のランチのお店で並ぶ時間(時間のもったいない)
・ダイエットをしようとダイエット器具を購入したり、ジムに通い始めたりしたけど効果が出なくて続かなかったり。(資金のもったいない)
・仕事で長いこと取り掛かっているプロジェクトがあり、いまさら取りやめるにはもったいない、という気持ちがあったり。(労力のもったいない)
こう言った、もったいないけどもはや回収できないコストのことを『サンクコスト』というらしいです。
投資(時間・労力・資材・資金など)が多くなればなるほど、プロジェクトを続けたいという欲求が高まるのだそう。
膨れあがった費用や損失を無視してこそ、合理的な決断ができるのだと本書には書かれていました。
人気のランチのお店に並ぶ時間で、隠れ家的な美味しいランチのお店を他で探すことができるかもしれません。
ダイエットをするのに絶対道具や場所が必要だとは限りませんよね。
まずは食習慣や自宅でできるストレッチやヨガから始めるのもいいかもしれません。
思いきって別のプロジェクトを進めると、いいアイデアが浮かんでさらにいい結果が出るかもしれません。
本書を読み終わった後に、「今までのこれはワナだったのか!」と思うことがたくさん出てきましたが、実際にワナだとわかっても対処がむずかしいこともあります。
わかっていても、わかっていたつもりになっていたワナにハマっていたり。
前回と同様に、すぐに手帳に書き込みました!
知っているのと知らないのとでは、この先の人生に影響がありそうなことも載っています。
ドキっとした方は、安心するためにも、一度本書を手に取ってみてください。
社会の中で、一般的な考え方にしたがいながら生活するのは簡単だ。
孤立して、自分の考え方だけで生きることも難しくない。
しかし、偉大な人間とは、社会の中にいながらも自立した考え方を保ち続けることができる人である。
(思想家 ラルフ・ワルド・エマーソン)
![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=3HGK28+BN56NM+2HOM+BS629)
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