【本書と共にあらんことを】何度も読み返したくなること必須。たくさんの方に読まれているのが納得の思考本!

 

 

最近、私が欲しかった本はこれだ!と思える本に出会えました。

 

 

みなさんはそんな出会いの一冊、最近ありましたか?

 

 

小説ではあるのですが、なかなかビジネス書ではいい出会いがないものですよね。

 

流行もあり、書店では同じような系統の本ばかりが並ぶので、あまり新鮮さがなかったり。

 

しかし、今回ご紹介する本はこの先ずっと使える思考法ばかりが載っている、何度も読み返したくなる本なんです。

 

有名なので読んだ方や聞いたことがある方も多いかもしれません。

 

もし読んでいない方は、ぜひ一度は手に取って欲しい一冊をご紹介します。

 

 

Think Clearly

 

最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法

著者:ロルフ・ドベリ 出版社:株式会社サンマーク

 

 

 

考えるより、行動しよう

 

人は考える動物です。

『考えてから行動しましょう』

 

そんな風に幼少期から言われてきたことってありませんか?

 

 

確かに、考えてから行動すれば、間違うことや感情的な言葉を勢いで言ってしまうようなことは避けられます。

 

『考える』ということはとても大切ですが、考えてばかりいては、いつまでたっても実行できないことがあります。

 

新しい趣味をはじめたり、むずかしそうな資格に挑戦したり、職場で昇進するチャンスが目の前にある時だったり。

 

そんな時に『考える』を続けていると、考えるだけで終わってしまい、せっかくのチャンスを逃して損することだってありえます。

 

本書では『考えるだけの方が楽で、行動する方がむずかしい』と書かれていました。

 

そうなんです。考えるだけなら、今ソファに座っているだけで完結できます。

 

さらに、『行動』からスタートさせるのって、ハードルが高い上に失敗するかもしれない、という不安が生まれますよね。

 

 

『望んでいたものを手に入れられなかった場合に、手に入れられるのは経験だ』

この一説に、私は感銘を受けました。

 

 

例え失敗しても、全く何も得られないわけじゃなく、その『行動』を起こしたことで『プラスの経験』だったのだと思えるようになりました。

 

 

私もつい『考えて』から『行動』する、というクセがあります。

 

とてもいいことですが、全てに当てはまるいいことではないですよね。

 

以前勤めていた会社で、一つ上のポジションが空いたので挑戦をしようかとても迷いました。

 

まだ今の業務も完璧にこなせていないのに、次のステップへの挑戦をするなんて無謀なのではないかと、散々悩みました。

 

『挑戦したい』という気持ちと、『失敗したくないな』『どうすれば確実にステップアップできるんだろう』という思いがあり、考えに考えました。

 

しかし、ご想像の通り『考えている間に募集は終わり』、結局行動できないままチャンスを逃してしまいました。

 

その頃に本書に出会えていたら、もしかしたら違う結末になっていたかもしれません。

 

某有名なSF映画の『考えるな、感じろ』っぽく、『考えるな、行動しよう』と、あの頃の自分に言いたい気持ちです。

 

性急に意見を述べるのはやめよう

 

 

自分の意見をもつこと自体はとてもいいことだと思います。

 

誰にだって、自分の考えや意見は持っていて、それを主張することで『自分らしさ』を作っている場合もあります。

 

しかし本書では『よくない意見』もあるのだと書かれています。

 

1.  自分が興味のないテーマにも意見を述べてしまう

2.  答えられない質問にまで発言してしまう

3.  複雑な質問に、性急な答えを返してしまいがち

 

思い当たる項目はありませんか?

 

例えば『自分が興味のないテーマにも意見を述べてしまう』

 

テレビのニュースを見ながら、興味が持てないジャンルの内容にも自分の意見を言っていませんか?

 

私はこれを、よくやってしまっているなとドキっとしました。

 

政治やスポーツなどには縁がないため、詳しく知りもしないのに他の局でやっていた情報を元に、勝手に意見してしまうことがありました。

 

もちろん、家族にしかそんな話はしませんが、例えばその意見をSNSや外のコミュニティなど、不特定多数の方が見たり聞いたりする状況を想像してみてください。

 

外への軽率な発信はやめておこうという気持ちになりませんか?

 

 

意見がないのは『知能の低さ』ではなく、『知性の表れ』

軽率に意見を述べる頻度が少なければ少ないほど、人生は向上すると書かれています。

 

意見自体は悪いことではないですが、わからないことを『わからない』とはいいにくい気持ち、すごくよくわかります。

 

「あ、この人、あんまり知識ないんだな」と思われたくないですよね。

 

直接そう言われてもいないのに、勝手にプライドが傷つく気がするんですよね、不思議と。

 

自分がよく知っている項目に対してなら、『なぜその意見なのか、理由を知りたい』と言われれば、スラスラと話せます。

 

でも、よく知らない項目について、とりあえず何か言わなきゃ!と思い発言した後、『なぜその意見なのか、理由を知りたい』と同じように聞かれたらどうしますか?

 

その場しのぎで『それなりの理由』を言える時もあるかもしれませんが、いつもどうだとは限りませんよね。

 

それに自分自身もストレスだと思います。

 

 

大人になると「わからない」とは言いにくいかもしれませんが、わからないことは素直に「その項目には詳しくないので、よければ教えていただけませんか?」と聞いてみるのをオススメします。

 

詳しい方ならきっと喜んで教えてくれるし、同じように知らないのに意見をしている人であれば、きっと心の中で動揺していると思いますよ。

 

 

 

本書では全部で52項目の思考法が書かれています。

学生さんでも、主婦(主夫)の方でも、お仕事されている方でも、どんな方にもオススメの本です。

しかし、私が特にオススメしたいのは30代から40代の方です。

 

本書はとても有名なので、一度は手に取られたことがある方もいるかもしれません。

 

そんな方でも、節目にぜひもう一度読んで欲しいです。

 

20代で読むのと30代で読むのとでは、考え方も環境も変わっている可能性があります。

 

大きなライフイベントが起こるタイミングが多いのが30代、40代。

 

責任ある役職についたり、家庭を持ったり、起業したり、大きなライフイベントが起こりやすい年代だと思います。

 

以前読んでいるなら『振り返りのために』、まだ読んでいないなら『ヒントを得るために』、手元に置いておくべき一冊です。

 

 

ちなみに私は、手帳に『今自分に必要な言葉』を本書から選んで書き込み、いつでも見られるようにしました。

 

 

 

 

 

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