あなたはいくつ、『ことわざ』を知っていますか?
そしてその『ことわざ』の意味をしっかり理解して使っていますか?
普段から頻繁に使うことはないですが、ふとした時に『ことわざ』を使われると「あれ?聞いたことあるけどどんな意味だったかな?」と思うことはありませんか?
学生の頃に覚えたきりで、なかなか大人になって覚えることがない『ことわざ』
実は『ことわざ』って日本だけのものではないとご存知でしたか?
世界中で『ことわざ』は使われています。
表現は多種多様ですが、込められている意味は一緒なんです。
日本での『ことわざ』だけではなく、世界の『ことわざ』を知ることができる本を本日はご紹介します。
320のことわざで世界が見渡せる 世界のふしぎなことわざ図鑑
著者:北村 孝一 出版社:KADOKAWA
1. どうぶつのことわざ
2. こころとからだのことわざ
3. くらしのことわざ
4. 世の中のことわざ
5. 運不運と人生のことわざ
6. たいせつな知恵のことわざ
おすすめポイント
• 80個のことわざを分類によって知ることができる
• ゆるかわいいキャラのイラストがたくさん使われているのでイメージが湧きやすい
• 子供も大人も楽しめる
• 一つのことわざに3カ国の類似することわざを知れる
• 豆知識が載っており、国や言葉に対しての意味を深く知ることができる
一寸の虫にも五分の魂
小さな者や弱い者にも意地や誇りがあり、バカにすることはできないことのたとえ。
※一寸=約3センチ
同じ意味でも表現の仕方が国によって違うみたいです。
確かに、たとえ髪の毛一本であっても影はできますよね。
七転び八起き
苦しいことが続いても、めげずに困難を克服して立ち直るというたとえ。
このドイツのことわざがすごくグッと胸にきました。
失敗することは恥じゃなく、その失敗から立ち直らずイジイジしてしまうことの方が恥ずかしいのだと伝わりますね。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
知らないことをたずねるのは恥ずかしいけど、一生知らずにいるのはもっと恥ずかしいことのたとえ。
本当にこのことわざ通りですよね。
トルコでも同じように使われているのだと思うと、人間はどこにいても同じだということがわかり面白いです。
たとえ国が違ったとしても、人間の本質は一緒。
その国の方が身近に感じられる物や表現を使っているだけで、教えたい意味は一緒なのだとよくわかる本です。
他の国の表現を知ることで、より深く理解することができました。
面白いことに、日本での表現であまり心に響かなかった『ことわざ』が、他の国の表現だとしっくりくるものがあったり。
子ども向けの本でありますが、大人でも十分に楽しめる内容です。
『ことわざ』は、その短い一節に多くの教えの意味が詰まっています。
おみくじに書かれている意味を深く知ることができ、ビジネスでもプライベートにも活用ができる『ことわざ』の魅力をぜひ本書で味わってみてください。

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